今回は、長期インターンについてではなく、短期インターン、その中でも「1dayインターン」についてです。
「1dayインターン」の概要と、行く意味があるのか、採用にどれほど影響するのかについて書きたいと思います。
20社近く参加した実体験に基づいて、解説させていただきます。
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この記事の目次
1dayインターンとは
インターンとは企業が学生に向けて「職業体験」の場を設ける制度のことです。その「1日完結型」が1Dayインターンです。
もともとは20世紀の頭より欧米で導入された制度で、近年日本でも普及してきました。
インターンシップの目的は、職種や企業への理解度を高め、就職後のミスマッチを減らすことにあったため、数日~(長いときは)数か月の研修が一般的でした。
しかし、日本においては「1dayインターン」が最も実施されている形式のインターンになっています。企業側の視点に立った時、1日で完結できるため準備しやすく負担も少ないことが要因の一つとして挙げられます。
さらに2017年に経団連が、「経団連に所属している企業の1Dayインターンシップ」を解禁したことが普及の大きな追い風となりました。
日本経済新聞によると、2019年3月卒業の学生のうち、インターンシップ(就業体験)の参加経験者が早くも7割を超えているそうです。
同世代の7割の学生が行っているとなると当然「自分は行かなくて大丈夫なのか」と焦ります。
では果たして1dayインターンに行く必要があるのでしょうか。
1dayインターンに参加する意味とメリット
結論から言えば、「業界研究が進んでいない学生は行った方がいい」です。
言い換えれば、「業界研究が進んでいない学生以外は行く必要はない」というのが僕の見解です。
実際に20社近い企業の1dayインターンに参加しましたが、ほとんどが就業体験というより、企業説明会でした。
1日という時間的な厳しい制約があるため、そうなってしまうのも仕方がないでしょう。そのため、既に業界研究や企業研究をすませた会社の1dayインターンからは(行ってもいいと思いますが)得られるものはあまりないです。
逆に全く興味のなかった業界のインターンシップへの参加は、興味の幅が広がって面白いかもしれません。
もちろん「企業は、自社にとって都合の悪い情報は発信しない」ということは差し引いて考える必要がありますが。
こう言うと、「参加すれば就活で有利になることはないの?」という質問が飛んできそうなのでそこもお答えします。
1dayインターンは採用に影響はないのか
一言でいえば「選考を経て参加した1dayインターンならば、影響することもある」ということになります。
どういうことかといいますと、一口に1dayインターンといっても、応募すれば誰でも参加できる1dayインターンと、ESや面接を経て参加資格を得る1dayインターンに分けることができます。
前者は(ほぼ)間違いなく選考には響きません。前述のとおり、業界研究が済んでいない場合のみ参加してください。
ポイントは後者です。経団連のガイドラインでは「インターンと本選考は分けて考えよう」ということになっています。しかし、企業も本音を言えば、お金や人員を割いている以上、優秀な学生を早いうちから囲いたいという思いがあります。
実際に私も「選考を経て参加した1dayインターン」から、早期選考のお話をいただき、内定をいただいた経験があります。
そのためインターンが選考に全く影響を及ぼさないとは言えないのです。
もっと言えば、経団連に属していない人気のIT企業や外資系企業は、インターンと就活を切り分けては考えていないことのほうが多いです。
就活をもっと有利にしたいと考えているのならば、もっと他の手段を使うのが賢明でしょう。
実際に人事や企業の社員とのつながりを作りたいのであれば、ビズリーチキャンパスがおすすめです。
体験談ですが、ビズリーチキャンパスで出会った人によっては、初期の選考を免除してくれるので、効率的に就活を行うことができます。
1dayインターンに行く意味あるの?実際に20社行ってみた感想と体験談まとめ
1dayインターンに意味があるかどうかは、あなたの目的によります。
もしも「就活で有利になる」ために参加するならば、選考を経ないタイプの1dayに参加しても意味はありません。
その一方で、もしもあなたが「全く業界研究も進んでいないし何をしたらいいかわからない」という状況ならば、参加すべきだと思います。
最近では大学1.2年生で1dayインターンに参加する(勤勉な)学生をちらほら見かけます。
もちろんそれ自体は素晴らしいことだと思うのですが、私は1.2年生のうちは就活はほどほどにして、自分自身の魅力を高めることに使った方がよいと私は思います。
留学でもいいし、海外旅行でも、部活でも、長期インターンシップでも、もちろん学業でも構いません。
どんなことであれ、全力で何かに打ち込んで魅力的な人間になることが、何よりも内定への近道になると思います。
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