今回は、『第二新卒の転職エージェント』についてです
売り手市場である今、『転職をすること』自体は比較的容易。
そのため、早くから転職を試みる第二新卒人材の転職も盛んになってきました。
⇒【第二新卒向け】おすすめエージェント一覧をまず確認してみる
一方、容易であるがために安易に転職をしてしまった結果、転職に失敗する事例も数多くあるのも事実です。
私自身、人材系の会社に所属しているかつ、人材業界、人事コミュニティにも所属しているため、多くの転職情報を聞いて、内情を知ることができました。
そこで、自社のエージェント、外部のエージェントと実際に話して明らかになった、損をしないための第二新卒転職についてシェアできればと思います。早速、見ていきましょう。
この記事の目次
第二新卒で転職をするメリットとデメリット
第二新卒と聞くと、通常の新卒に比べどこかネガティブな印象を受ける方もいるかもしれませんが、良い面もあったりします。
ここでは具体的な第二新卒転職についてを説明していきます。
第二新卒って何歳から?
まず、第二新卒ってどこまでが当てはまるの?という質問をよく受けるので、ここを明確にしておこうと思います。
結論、企業によって尺度が異なります。
30代前半までを第二新卒と呼んでいる企業もあれば、就職してから〜3年の人材という認識を持っている企業もあります。
また、即戦力が望まれる転職市場において、「ポテンシャル重視で採用する」位置付けが第二新卒市場です。
なので、エンジニアやデザイナー、マーケターといった専門職でも未経験可の求人が多くあることは特徴の一つです。
第二新卒で転職をする具体的なメリット
第二新卒で転職をするメリットは、ずばり『職種・業界を変えやすい』ことです。
※20代前半であるほどそのメリットは大きい
これが最大のメリットでしょう。
実際に社会人として仕事をしていたら、自分のやりたいことが見つかるのはよくあることです。
例えば、WebディレクターをやっていたらWebデザインや開発を自分で手を動かしてやりたい、他社サービスではなく自社サービスをやりたいなど。
本当にそれをやりたいと思ったのならば、慎重に考えつつも決断を早めにするべきでしょう。
なぜなら、年齢によって企業が着目する点が異なるからです。具体的にいうと、以下のように20代で転職に制限がかかります。
- 20代前半(22-25)・・・職種、業種を変更しやすい(企業はポテンシャル層として採用する)
- 20代後半(26-29)・・・職種の変更はやや難しくなるが、業種は変更できる(企業は戦力となる人を探している)
逆に、第二新卒の転職にはどんなデメリットがあるのかを見ていきます。
第二新卒で転職をする具体的なデメリット
第二新卒転職をすること自体に大きなデメリットは特にありませんが、転職後の動き次第でキャリアに傷がついてしまうことになりかねないのはデメリットと言えます。
第二新卒として転職をしたが、何らかの理由ですぐに転職をした場合、次の転職活動で必ずその理由を問われます。
その理由次第では、次の転職で面談を通過することが難しくなるので、結果自分が思い描いているキャリアを歩めなくなる可能性が大きくなるでしょう。
次の職場での信用を一から築いていく必要があることも、人によっては面倒と思うかもしれません。
さて、次に転職エージェントを使う理由やメリットについても見ていきましょう。
第二新卒転職ではなぜ転職エージェントを使うのか?
第二新卒の方が転職活動をする場合、エージェントを経由するのがベストです。
むしろエージェント一択と言えるでしょう。ではその理由についてを詳しく解説していきます。
①情報を得るため
転職において、「情報」はとても重要です。
転職エージェントは、転職に関する知見やデータを膨大に蓄積しています。その情報を個人で獲得するのは現実的ではありません。
具体的にどういった情報かというと以下のようなものをあげられます。
- その会社では、どんな人が採用されやすいのか
- 採用担当者はどんな人なのか
- お見送りの理由etc…
また、個人で応募して書類審査で落とされたけど、エージェント経由で応募したら内定までもらえた事例もあるので、チャレンジしたい企業があれば相談してみてください。
②自分の思考整理や、精神状態を保つため
学生時の就活を思い出す方もいらっしゃるかと思いますが、自分の転職軸を壁打ちできるエージェントはとてもありがたい存在です。
また、転職をする中で辛いことも多いです。
「転職を打ち明けられる仲間がいない」、「会社に居づらい」、「お見送りされると辛い」など、、、
その時に話し相手となる人がいるのと、いないのとでは精神状態も違ってきます。
③手間を省くため
具体的には、
- 日程調整などの事務連絡
- 情報収集
僕なんかは押せないタイプなので、給料交渉といったちょっと言いにくい、聞きにくいことも交渉してもらえるのは嬉しいですね。笑
第二新卒のほとんどの人にとっては、転職活動は初めてだと思うので、転職エージェントを利用するのが絶対にオススメです。
正直、プロに任せたほうが間違いないですし、「楽」ですからね。
一方でこんなエージェントは信用してはいけない事例があるので、シェアさせてください。
こんなエージェントは信用するな!要注意な転職エージェントの特徴とは?
世の中には、自分の利益しか優先しないエージェントもいます。
エージェントもやはり自分の「予算」を背負っているので、ノルマを達成したいという欲があることは念頭においておきましょう。
具体的には以下のような対応をされたら赤信号です!
- 一つの企業しか紹介されない
- 面接を受けてお見送りになったら、音沙汰がなくなる
- 内定をいくつかもらっている中で、そのエージェント経由で内定をもらった企業に寄せてくる
ゆえに、小手先のテクニックで転職者の意思を自分の着地させたい方向に無理やり寄せるか、思い通りにならない場合は無視をするエージェントもいます。
ハズレなエージェントにあたりたくない人はどうすれば。。?
「そんなエージェントに引っかかりたくない!」という方は、大手エージェントを利用するのをオススメします。
なぜなら、案件数が圧倒的だから。
つまり、エージェントが担当している企業や求人が多くあるので、自分の求人の手持ちが少ない企業のエージェントよりも余裕があるんですよね。
なので、比較的親身になって一緒に転職を進めてくれる人が多いです。
また、どのエージェント会社を使うときもそうですが、「自分と性格上合わない」「先ほどのダメなエージェント例の節がある」などと思った場合は、エージェントを変更してもらいましょう。
少し言いづらいかもですが、こちらとて人生かかっているので、直接でなくともお問い合わせからその旨を報告しましょう。
損をしない!第二新卒転職者・人事から評判が良かった損をしないおすすめ第二新卒転職エージェントは?
それでは実際、第二新卒の方がどのエージェントを使えばいいのかについてまとめています。
実際僕が登録をして使ってみたエージェントからよりすぐりのエージェントの特徴をまとめています。
先ほども紹介したように、エージェントに関しては大手や運営歴が長いサービスが圧倒的に求人を持っているかつ、エージェントの質が高いです。
特に今から紹介するエージェントは大型求人サイトを運営しているので、他のエージェントの追随を許さないくらい案件数は多いでしょう。
なので、事前に複数の転職サイトで気になる求人を選定して、エージェントに紹介してもらえないか相談するとスムーズに話が進むのでオススメです。
【ジョブトラ20s】
オススメ度: 5
公式サイト:https://job-tryout20.com/
20代(第二新卒)に特化した就職支援サービス!
大手運営とは一線を画す、第二新卒が受かりやすい求人のみを多数取り揃えているのがポイントです。
ジョブトラ20sで紹介される求人は、実務経験が少なくてもエントリー可能なため、より確度の高いオファーが受けれます。
徹底的なフォローで定評のある専門アドバイザーが担当するのでかなり心強いです!
実際に第二新卒からの転職で、多くの方が大幅に年収アップしていることから、優秀なアドバイザー揃いなのがわかります。
実務経験量が足りない場合でも、持ち合わせのスキルを評価してもらえるように働きかけてくれます。
また、転職をゴリ押しするわけではなく、転職に迷っている場合は親身になって転職相談にも乗ってくれる優良エージェントと言えます。
就職Shop(リクルート運営)
オススメ度: 5
公式サイト:https://www.ss-shop.jp/
運営求人サイト:就職shopはリクルートが運営している、第二新卒に特化した転職エージェントです。
次に紹介するリクルートエージェントほどの知名度はありませんが、第二新卒転職でしたら就職Shopが安定した評判を獲得しています。
また、リクルートが運営している他のサービスとの連携もあるので、求人が豊富でとてもオススメです!
リクルートエージェント
オススメ度: 5.0
公式サイト:https://www.r-agent.com/
人事や第二新卒限らず転職を検討している人と話して必ずといって良いほど話題に出るのは、「リクルートエージェント」。
人事側と転職者の両方から、良い評判を耳にします。
業界最大手の転職エージェントなので、登録しておいて損はないでしょう。
マイナビジョブ20’s
オススメ度: 4.5
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
「第二新卒の求人」だけを見たら、業界最大手かなと思います。
私自身、採用担当としてマイナビさんから紹介される方の履歴書や職務経歴書を拝見しますが、とても質が高いです。
第二新卒の転職者側に聞いてみると、面談前から内定までのサポートが手厚いそうで、納得がいきました。
書類選考や面接のサポートを重視するのなら『マイナビジョブ20’s』が良いかもしれません。
doda転職エージェント
オススメ度: 4
公式サイト:https://doda.jp/consultant/
「マイナビジョブ20’s」につぐ、第二新卒転職に強いエージェントです。
大手求人サイト『doda』も運営しており、「リクルートエージェント」、「マイナビジョブ20’s」にも引けを取らないでしょう。
僕の知り合いがいる関係で、何人かのエージェントと普通に話したjことありますが、みんな優秀でとても良い方でした!
ウズキャリ
オススメ度: 4
公式サイト:https://daini2.co.jp/
ベンチャー、営業、エンジニアの第二新卒転職エージェントならここ!
知らない方も多いかと思いますが、第二新卒に特化している転職エージェントです。
まだ創設して間もないベンチャー企業なので、求人数が少なかったり、求人の規模が小さかったりとデメリットはあります。
しかし、ベンチャーやIT・Web業界との繋がりは強く、ベンチャー企業の求人を探している方や、エンジニアにジョブチェンジしたいという方にはとてもオススメです!
番外編:情報収集で使って良かったWebサービス
転職エージェントではありませんが、求人検索や企業の雰囲気を知るために利用したサービスも紹介させてください。
情報収集程度で利用しても無料なのでリスクはないですし、思わぬ求人に出会える可能性も高まりまるでしょう!
キャリトレ
公式サイト:キャリトレ
ビズリーチが運営しているダイレクトリクルーティング型の転職サイトになります。
ビズリーチも多くの求人を保有しているかつ、20〜30代をターゲットとしているため、興味を引く求人も多くありました。
また、転職エージェントからのスカウトももらえるので、並行して登録しても損はないでしょう!
Green
公式サイト:Green
キャリトレ同様、アトラエという企業が運営しているダイレクトリクルーティング型の転職サイトになります。
「ちくしょう、転職だ!」のクリエイティブで界隈では有名ですね。
IT・Web業界の求人を見たいのであれば、このサイトはぴったりだと思います。
ただ、未経験や第二新卒枠での求人数は他の媒体と比べて少ない傾向です。
Openwork(旧VORKERS)
公式サイト:Openwork(旧VORKERS)
社員が投稿した会社の評判を見ることができるサービスです。
「給料」、「会社の雰囲気」、「企業文化」など、実際に入社してみないとわからない生々しい情報が盛りだくさんとなっております。
興味を持っている会社の実情を知るのにとても役に立つサイトですが、投稿者の主観で書かれているものなので、100%正しいと思わないようにしましょう!
逆も然りで、良いことしか書いていない企業はステマの可能性が高いので、むしろ注意が必要です。
人事・第二新卒転職者の両方から評判が良いオススメ転職エージェント>まとめ
転職エージェントで迷ったら、まずは感覚を掴むという意味でも「リクルートエージェント」がオススメです。
やはり、リクルートが運営しているのもあり、優秀かつ人間性も素敵な人がエージェントとして付いてくれる可能性が高いので。
何事も行動しなければ始まらないので、行動しながら悩んでいきましょう!
この記事が、皆さんの転職成功の後押しになれば幸いです。
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